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5月2日現在のサザン・プレミアム組成:12001F(泉北ライナー運用中)・9501F+12002F

南海8300系1次車 8301F・8302F甲種輸送

本日、近畿車輛にて新造された南海電鉄の新形式通勤型車両である
8300系1次車の第1弾である8301Fと8302Fの到着を見に行って来ました。

和歌山市到着は午前5時20分と8000系の様に例年通りでした。
しかし、今回は初夏ということでその時間帯でもかなり明るかったです。

DD51-1191に牽引され、8301Fと8302Fが到着致しました。
(和歌山市側からDD51-1191+C#8402-C#8652-C#8602-C#8302+C#8401-C#8651-C#8601-C#8301)
到着時は昨年と同様に動画撮影。
8300系は近畿車輛で塗装された上での甲種輸送となりました。
その後は、車体を観察しながら8000系からの変更点がいくつあるのかと眺めていました。

今回の変更点は南海電鉄のHP上にもあった様に車両前面が丸みを帯び、
各扉の帯がなくなったり、前照灯のLED化や標識灯・スカートの形状変更、
ガラスが複層になり、車内にはLCDディスプレイを採用、
座席の柄をハッキリして仕切りの色をシートに合わせる、
全ての灯具にLEDを採用したりとかなりの変更がありました。

尚、外観は戸袋部分にグレーのシールが貼られていて、
モーターには狭軌用全閉内扇型主電動機を採用し、
より静かな音へと変わった模様です。
その他、帯の青色とオレンジ色の間に8000系まであった隙間がなくなっていました。

その他に発見したことは、座席が8000系では2人-3人-2人という感じにポールで区切られていたのに対し、
8300系ではHP上の写真と同様3人-4人または4人-3人という感じにポールで区切られていました。
その他には座席の仕切りが角張り、扉付近の手すりが丸みを帯びた感じになり、
車内左側の車番プレートは8000系と同様で、右側には近畿車輛プレートと
後もう一枚取り付けられていました。
LCDディスプレイには起動後南海のロゴを表示し、路線図が既に取り付けられていたり、
扉の化粧板や扉の黄色のシールも既に貼られていました。
空調もHP上の写真の様に一直線上につながっていました。
LED照明にはメーカー名の記載がありましたが、8000系6次車で採用している
LECIP社のガラス直管型LEDランプ(昼白色)よりも若干太くなり、LEDの粒が鮮明だった様に思います。

午前6時40分にパンタグラフが上がり通電。
「特急 和歌山港」の種別・行先が表示されました。
パンタグラフの配置はサザン・プレミアムの愛称がある12000系と同じでした。
その後は「快急 関西空港」の表示に。
続いて「回送」表示に落ち着きました。

作業員がブレーキをかけたままマスコンを動かしていましたが、
8000系と比べて加速音は静かにはなりましたが、音が高くなっていました。

そして午前8時に和歌山市駅を後にしました。

近日中に千代田工場に入場し、秋までに試運転等を繰り返して秋から営業運転につくと思われます。
8300系の活躍を期待したいですね。


イメージ 1
甲種輸送到着後、C#8301側から

イメージ 2
↑8301F-C#8301

イメージ 3
C#8401とC#8302の連結面

イメージ 4
↑8302F-C#8302

イメージ 5
↑車内扉の様子、化粧板が貼られています。

イメージ 6
↑通電直後の「特急 和歌山港」表示

イメージ 7
↑車内のLCDディスプレイと路線図・LED照明

イメージ 8
↑英語表示でのシャッターでしたが、「快急 関西空港」表示